事件で考えさせられたこと

秋葉原通り魔事件で友人を亡くされた方の日記
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=832255058&owner_id=8474115
mixi内の日記です。リンクフリーということでここで紹介させていただきます。)


ご自身も巻き込まれた恐怖や、友人が倒れているときのショック、応急処置してくれた方々への感謝もありながら、ご自身の無力さも感じてしまったようです。
また、野次馬や救急隊への失望感(というか、生存可能性のある人優先の制度は理解しながら、やりきれない気持ちなのでしょう)。
友人の親御さんから、友人の死が告げられたときの気持ちを考えると、本当に涙が出てきそう。




今回の事件はいろんなことを考えさせられたけど、この方の日記は本当にショックを受けた。
秋葉原という土地柄、いろんなところから情報が出てきてて、整理し切れないけど…
即座に応急処置に取りかかった方々は本当に尊敬するし、苦しんでる方々に対しカメラを回したり、シャッターを切り続けた人たちは軽蔑する。
偉そうに言ってるけど、応急処置はできないし、この日記を見る前の自分だったらカメラを出してたかもしれない。
そうしていたかもしれない自分が恥ずかしいし、もし不幸にもこういう場面に出くわしてしまっても絶対にしないって心に決めた。




犯人の背景は別として(どんな状況であろうとこんなことが許されるわけないので)、今回の事件は人間の素晴らしい面と醜い面が本当に露呈されたと思う。
こういう場面に出くわしたとき、その人の本性って見えるものなんだろうな。
万が一、自分がこういう場面に出くわしてしまったら、被害者の方々やその近しい方々を傷つけてしまう行為は絶対にやらないと誓おう。




この方は、たった数時間で、人が一生かかって体験するかしないかのすべての精神状態になったのかもしれない。
これってすごいショックだと思う。
想像しただけでもかなりショックだから…




自分が中学生って言う、若い子たちを教えてたからかもしれないけど、
若い世代って命って結構軽く見ちゃうことあるんだよね(自分も不十分かもしれないけど)。
だから、若い子たちにはこの日記読んでもらって、彼が苦しんだことを想像してもらいたい。
人の命って、亡くなった方だけの問題じゃないってこと、数十倍、ときには数百倍の人に影響を及ぼすことを再認識してもらいたい。
そうすれば、他人の命も、自分の命も絶対に粗末にできないと思う。




今回の事件からいろんなことを考えさせられて、自分の中でもショックが残ってる。
時間がたっても、ここで強く考えたことは消えないだろうな。
この事件で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々、精神的に傷ついてしまった方々の心身のご回復を心よりお祈りいたします。