黒ひげサンタ

クリスマス、朝目覚めると枕元にプレゼントが置いてある。
サンタさんを信じる子どもたちにだけに配られるプレゼント。
子どもたちは次の日、目覚めることを楽しみにふとんに入る。
プレゼントにダイクマのシールが貼ってあったり、欲しいものと違うので親にも買ってもらったり(「サンタさんからの要らないから」とか言いながら)微笑ましいエピソードは大人になっても忘れることはない。
サンタさんは「幸せ」というプレゼントを持ってきてくれる。



しかし、サンタは本当に人々を幸せにするのだろうか?



サンタは子どもたちに寝ているだけでプレゼントを与える。
彼らは何もしなくてもプレゼントを手に入れるのである。


「いい子にしてる子にプレゼントしている、普段から頑張ってるじゃないか」という意見もあるかもしれない。
しかしこれも、「いいことをすれば、いい結果が生まれる」という間違った認識をしてしまうのではないか?
努力と結果が違うことはよくある。
子どもの頃から間違った認識をうえつけられているせいで、成果が伴わないことに大きなショックを受けてしまうのではないだろうか?


大きな問題は、手に入れたものの虜になってしまうことである。
一夜のうちに手に入れたプレゼントに虜になった子どもは、他のことに無気力、無関心になってしまう。
そして手にしているプレゼントはサンタからのものである。
次世代を担う子どもたちはサンタを崇拝し始める。
サンタに仕組まれた幸せを感じながら…
人々の精神を掌握し、サンタは世界を支配することができるようになってしまうのである。



子どもたちはもちろん、大人たちもこのことに気づいていない。
こうしている間にも、サンタに精神をもぎ取られていく子どもたち。
このままでは21世紀、人類はサンタの手のひらで踊らされるようになるのではないか…


もうすぐ、赤い服に立派なひげをつけて、プレゼントをもって走ってくる。
サンタのひげの下に隠された不敵な笑みが見えないだろうか?




















ああ、赤コウラやられた!!
ゴール直前でマリオに抜き去られた…


……自分へのクリスマスプレゼントに買った「マリオカートDS」にはまりすぎたな。
軽く見積もっても15時間…
やらなきゃいけないこといっぱいあったのに…



マリオにやられました。
敏捷ポイントが上がった。
無気力になった。
疲れがたまった。