死して永遠(とわ)の愛を誓おう

(4月22日 24:30)
サクセスダイアリーも書いたし、ふとんに入って読書でもしようかな?

基本情報技術者試験が終わって、次の試験を決めるまでの充電期間として、買った本。
"涙が止まらない"と、大反響の純愛物語って帯に書いてあって、ずっと気になってたんだ。*1
でも試験終わるまで我慢してたんだよね。


この本、半分ぐらい読んだんだよな。
えーと、どんな話だったか思い出してみよう。



両親をなくした少女は伯父夫婦と暮らしていた。
しかし、伯父夫婦の店の経営がうまくいかず、1ヵ月後に京都にいる伯父の弟の夫婦に預けられることになった。
学校帰りに公園のベンチに座っていると、怪我をしている子犬を見つけた。
少女が慌てふためいていると、高校生の青年が現れ少女に声をかけた。
青年の家は動物病院だった。
2人は子犬を連れて行き、治療をしてもらった。
子犬は少女が育てることになった。


それから、少女と青年は毎日、その公園で会うようになっていった。
しかし、少女は自分が京都に旅立つことを言えずにいた。


出発前日、少女は勇気を振り絞りおもちゃの指輪を渡し、7年後の出会った日にこの公園で再会する約束をした。

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獣医師の桜木は、桜木に思いを寄せている動物看護士の静香と獣医師を目指す看護士の3人で動物病院で働いていた。
ある日、桜木が近くの公園で休んでいると、ラブラドール・レトリーバーが飛び込んできた。
飼い主の深雪(みゆき)が走りよってきた。
ラブラドール・レトリーバーのクロスが走ってきた際にガラスを踏んでいた。
病院でクロスの治療をすることにした。


治療が終わり、深雪と話してクロスは入院することになった。
桜木は初対面の深雪に惹かれていた。
2日後、親友の鳴海(なるみ)のとりもちもあり、桜木と深雪はデートをすることになった。


デートから帰ってくると、クロスの容態が急変していた。
クロスは心不全で亡くなった。


次の日、ペット霊園の帰りに2人は深雪の部屋へといった。
深雪は桜木を求めたが、深雪の婚約者の南への罪悪感から断った。
桜木は深雪に追い出され、病院へと帰った。


また次の日、桜木は深雪の部屋へと向かった。
しかし、深雪はいなかった。
部屋には1通の手紙があった。
パリに留学に行く前に友人宅に身を寄せること、南との関係を断ち切るために留学のことを告げていないこと、そして深雪があのときの少女だったこと、約束の日に桜木が来なかったこと。
桜木は少女との約束を忘れていた。
もし、約束のことを覚えていたら留学から帰る1年後の同じ日に、公園で待ってて欲しいと書いてあった。



とまあ、こんな感じだったな。
お互いに惹かれあう運命にありながら、不器用な2人はすれ違っちゃう…
切ないラブストーリーだね。
さあ、これからどうなっていくんだろう?



桜木に思いを寄せる静香は、2人の中に激しく嫉妬した。
桜木は1年後に深雪と会えなかったら、深雪のことを忘れると約束した。


約束の日、約束の時間まで、あと1時間。
そのとき、ボールをのどに詰まらせた犬が運ばれてきた。
桜木にはその犬をほうっておくことはできなかった。


約束の時間から1時間半過ぎて手術は終わった。
桜木は公園に向かったが深雪はいなかった。


桜木が病院から帰ってくると、刑事がやってきた。
公園の近くで男性が殺されたらしい。
その男性は南。
刑事は深雪が南を殺したと考えていた。


桜木は刑事より先に深雪を見つけるために自分で調べることにした。
公園のホームレスが、女性がさらわれるのを目撃していた。


ボールを詰まらせ、手術した犬の飼い主は一向に迎えに来ない。
静香は飼い主の家に向かうことになった。
静香が財布を忘れて行ったので、桜木が届けることにした。
外では飼い主と電話をする静香がいた。
会話の内容から、あの犬は静香に強引にボールを飲み込ませられたことが分かった。
静香は桜木が時間に間に合わないように仕掛けたのだった。
静香はそれ以来、桜木の前に現れなくなった。


弟が深雪をさらった犯人の居場所をつかんだ。
桜木はすぐにむかった。
桜木がそのアパートにつくと何者かに後ろから襲われた。


犯人はサラリーマン風の男とヤクザ2人だった。
サラリーマンは深雪のことを忘れることを要求した。
しかし、桜木は断った。
ヤクザたちは桜木を休みなくリンチした。
ロープで頚動脈(けいどうみゃく)を圧迫された。
意識を失いかけたとき、鳴海が現れ犯人たちを止めた。
鳴海の父親は政治家で、サラリーマン風の男は秘書であった。
鳴海の父親は、自分の秘書が南を殺したことをもみ消そうとしていたのだ。
桜木は傷ついた体で、鳴海から聞いた深雪の居場所へと向かった。


深雪はいなかった。
桜木は深雪が向かった先を知っていた。


公園に着くと、そこには深雪がいた。
深雪は事件のときに犯人の車にはねられ視力を失っていた。
そんな深雪は、桜木から離れようとしていた。
桜木は説得した。


2人は鳴海の待つ動物病院へと向かった。
しかし、桜木は途中で倒れこんでしまう。


鳴海が桜木をタクシーに乗せようとしたとき、静香がナイフを向けて深雪に突進してきた。
桜木は鳴海の腕を擦り抜け、深雪の背後に向かった。
倒れこんだ桜木は(まぶた)一面に広がる雪蛍に奇跡を願った。


後半、すごいことになってますな…
死ぬだけじゃなく、すごい世界観も…
これが"涙が止まらない"と、大反響の純愛物語ってやつか?
それにしても、「純愛」とか「感動」とかって言われるやつって大抵死んじゃうよね…
死こそが人間の最大のドラマなのかな?


死なない感動ものが見たいな…


筋力ポイントが上がった。
精神ポイントが下がった。
死に弱いになった。

*1:"青春"とか"純愛"とかに弱いです。