cleave -クリーヴ-

大学の授業も終わり、雨の中地元の駅まで帰ってきた。
CDでも借りて帰ろうかな?


あ、すいみー先生。
あ、久しぶり!


こいつは途中で塾をやめた生徒。
やめてから悪いやつらと付き合いはじめ、まず高校はいけないだろうな。
それにしても連れてる友達も悪そうだな。
じゃあ、さよならっす!
おう、じゃあな!



まあ、アイツがこうなっちゃったのは家庭の原因も大きかったんだよな。
(塾の移転で通うのが大変になったのも大きな要因だけど…)
問題を抱えてる子どもって被害者ではあるんだよね。
でもこうなった今、状況を変えるのは自己責任。
どういう道を歩くか、どこでまっとうな道に戻るのか。
どう転んでも険しい道だろうが、卒業するんだし自分でしっかり切り開いていって欲しい。


(客)すいません。
(店員)はい?
(客)傘立てにおいてあった傘がなくなってるんですけど…
(店員)では、代わりの傘をお持ちしますのでお使いください。
アイツら、堂々と盗ってきやがった!!